平成27年12月28・29日 中央アルプス経ヶ岳 木曽駒ケ岳 山行
12月28日
この時期の縦走の厳しさは気をつけなければならない。特に3000m級ともなれば、その寒さは尋常でない。よって往復コースとするため初日は適当なコースを探していたところ北部の経ヶ岳をトレーニングとして決めた。南箕輪村羽広仲仙寺から入山し、しばし栂の森の落ち葉を進んでいく。5合目でようやく雪が現れてきた。その先は根雪になり1合ずつ刻んでいくが、アップダウンを繰り返していくので結構きつい。途中は南アルプス、八ヶ岳と展望が効くので気がまぎれる。頂上は森の中、長居もせずに下山する。
12月29日
前夜は道の駅にテントを張って宿とする。朝から天気は素晴らしい。ここ駒ヶ根市は南アルプスと中央アルプスにはさまれた大きな盆地上の地形のため、日の出も遅く、日没も早いので暗い時間が長く感じる。萱の台に車を停めると、そこからバスとロープウェイを乗り継ぐとあっという間に2600mを超える雪山の地を踏む。千畳敷からピッケルを手に、足にはアイゼンを装着し万全の備えをして乗越へ急登していく。稜線に達すると強風が吹き荒れる。雪は飛ばされていて夏道が明らかになり中岳を越えるとあっという間に木曽駒ケ岳も頂上へと達した。本日はここ3000m山中にテント1泊するつもりであったが、テントも飛ばされかねないし、低温のため顔面や手先も痺れている状態だ。ピークも踏んでしまい山中に居続けるモチベーションが上がらない。早いところ温泉で体を温め、美味いもんを食べて体内から温めたい。そんな気持ちですごすごと下山して、駒ヶ根名物「ソースかつ丼」を堪能した。