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東経大ワンゲル監督のブログ

東京経済大学ワンダーフォーゲル部、木俣監督のブログです。

平成21年9月4日~6日 憧れの穂高連峰へ

平成21年9月4・5・6日 憧れの穂高連峰へ

【9/4】

北アルプスへ行きたいとの私の要望に応えてくれた部員4人とともに出かけた。国分寺を6時過ぎに出発し、中央道を車で飛ばしマイカー規制の始まる「沢渡」に11時到着。タクシーで上高地入りした。生憎の曇り模様で時間次第では雨が降り出しそう。上高地から横尾までは梓川沿いのハイキングコースで重荷を背負ってひたすら歩く。横尾大橋を渡ると本格的な山道となった。空からは不穏な雷の音が響き出す、とともに雨が降り出してきた。諦めて雨具を着て歩き出すが、体は蒸れてびしょびしょ状態。雪渓を通過して涸沢カールにどうにか暗くなる前に着いた。みんなへとへとだが今宵の宿のテントを設営始める。涸沢フェスなるイベントのためキャンプ場はにぎわっている。大きな石が転がりあまり居心地の良いサイトではないが、直に地球に触れ合う気持ちを大切にしたい。

【9/5】

 朝からすっきり晴れた。この涸沢カールは北穂高・奥穂高・前穂高に囲まれた底に位置する。雄大な景色に我を忘れる。ただ今日は長丁場で荷物は軽いが8時間以上の道のりとなりそう。北穂高岳の登りは樹林帯を抜けると岩がゴロゴロになり、岩稜帯の始まりでこれから先はずっとこのような行程をたどり、途中鎖やはしごの危険帯を通過する。北穂高岳のピークからは槍ヶ岳がすくっと立ち、その奥には黒部源流の山々が連なっていた。これから先がいよいよ佳境地帯の北穂高岳涸沢岳のやせ尾根へと進む。右側を見ると垂直の壁の滝谷がそびえる。前を進む4人の足並みを見ても緊張感が伺える。この適度は恐怖感と慎重さがないと事故が起きても不思議ではないだろう。涸沢岳に着くとほっと一息。真下に穂高岳山荘が見えてきた。安全地帯の感がある。穂高岳最高峰の奥穂高岳へはピストン登山であるが、穂高岳縦走のメインルートらしく人であふれている。途中のはしごは一方通行渋滞待ちもある。奥穂高岳ピークからはもう槍はのぞめなかったが、なんと出発地点の上高地が見えるではないか。ああはるか下界よ。

 これから先の後述部分は残念ながら事故報告書となってしまう。奥穂高岳下山時の穂高岳山荘直前で部員1名が転倒してしまった。翌日の診断結果は骨折とのことであった。これより先の本人は行動不能となり、最終的には翌日に救助ヘリにて下山することとなった。改めて救助に携わった関係者の方々には、この場を借りて御礼を申し上げます。

【9/6】

 4名で穂高岳山荘~涸沢カール~上高地へ無事に下山した。

 

 事故原因は色々あろうが、事故予防(トレーニング等)、事故対策(保険や備品または応急法等)、事故対処(速やかな救出作業)を今後の課題としなければならないことを学んだ。